不審者増殖警報

前回のあらすじ
ワイがYや


※わかりにくいので最初からいたYはちょっと文字の色が明るいです
PC以外の人は知らん!読解しろ!



「Yさんが二人 これは一体…!?」

困惑するYa-1
この不可思議な状況をすぐに理解する事は困難だろう

「待て!」

ドン!

そこに現れたのはアイス

「Yさんが増えた理由を教えてやろう」

「知っているのかアイス!」

「ああ、Yさんは…!」

パーン!

「うっ」

「アイス!!!」

「知りすぎたようやな…」

アイスはY=Axの放った銃弾によって倒れた

「何するんやワイ!」

「ワイのことはワイには関係ないやろ ひっこんどきや」

「仲間割れか!?い、いや自分割れか」

「ワイの目的は裏ポケ団をのっとる事」

「何言い出すんやワイ おかしなったんとちゃうか」

「おかしくなったんはこっちのワイやない…そっちのワイや」

(いかん…そろそろどっちがどっちかわからないぞ)

「ええか、ワイよ。お前の目的はなんや?」

「そりゃ、ポケモンで強くなることや」

「よく考えてみい。こんな団体で、ホンマに強くなれるんか?」

「な、なんやと」

「待てそっちのY!お前は俺たちが弱いというのか」

「当たり前や、ヘボポケ団に改名したらええんちゃうかな」

「な、なんだとこのっ!」

パーン

「ごふっ」

「や、やめるんやワイ!これ以上犠牲者を出したらアカン」

「ちゃうで…これはそっちのワイが望んだことなんや」

「どういうことや?」

「ワイはワイ…ワイの意識の奥で生み出されたもう一人のワイや」

「なんやて!?」

「ワイは研修生としてこき使われることを不満に思うとるんや
ホンマは他のメンバーより強い自信があるのに、ちがうか?」

「そんなことはないで…ワイは常に謙虚がモットーや」

「それは、建前なんとちゃうか?
謙虚を盾に、実際の心を隠して振舞っとるんや」

「たとえそうやとしても、これ以上仲間が死ぬんを見たくはないで!
死ね!もう一人のワイ!」

「やはりそうきたか…ええやろ、ワイを倒してワイが真のワイになる」

パーン


シュッ

「銃弾を避けたやと!?」

「ナメてるとこうや!」

ジュゥゥ…

「こ、これは…毒袋から毒が!」

「ワイの勝ちや…」

「ぐわああああああ」

「偽者なんかに負けるわけにはいかんからな」


「ククク…それは偽者やない」

「誰や!?」

そこには3人の人影

「ワイや」
「ワイやで」
「ワイやけど」

「ワ、ワイが3人おる…!」

「あのワイはワイの中でも一番ザコ」
「本当の勝負はここからやで」
「残る裏ポケ団はあと数人や」

「なんてことや…」


もう少し続く。